広告の「約束」には2つのタイプがある
Googleの広告ポリシーでは、誤解を招く表現、虚偽・欺瞞的な情報による宣伝、そして誤解を招く体験を含むページへの広告掲載が禁止されています。これは法律事務所の広告にも当てはまります。約束の「具体性」という軸で見ると、注意すべき表現は次の2タイプに整理できます。
| 広告表現のタイプ | 具体例(ポリシー文書の記載に基づく) | 広告ポリシー上の扱い |
|---|
| あいまいな約束・情報提供のうたい文句 | 『近くのトップ医師リスト』と謳うが実際のリストを提供しない等、明確でない約束 | ポリシー違反の普通例(5回の違反で1ストライク) |
| 具体的かつ実現不可能な約束 | 無料・現金提供、採用の約束、不合理な安値など、自己の管理外の具体的約束 | ポリシー違反の悪質例(1回の違反で1ストライク) |
「高額賠償」というだけでは金額や根拠が示されておらず、あいまいな約束の域を出ません。一方、賠償額の増額や勝訴を確約するような結果保証的表現は、自己の管理外の約束として実現不可能とみなされ得ます。広告を見るときは「具体的に何が約束されているか」に注目してください。
依頼前に確認したい3つのポイント
事故直後は、示談にするか弁護士に依頼するかで迷うことも多いでしょう。広告の文言に振り回されないためにも、相談前に次の3点を確認しておくと安心です。
- 広告の約束内容を具体的に聞く:「高額賠償」の基準や根拠、対象となる事案の範囲を尋ね、曖昧なまま進めない
- 費用・実績・契約条件を書面で確認する:「無料相談」の範囲や条件、相談後の費用体系も具体的に確認
- 個別の見通しは相談で聞く:賠償額や過失割合は事案ごとに異なり、広告や一般記事の情報だけでは判断できない
この3点を確認するだけでも、宣伝文句に惑わされるリスクは大きく減らせます。
広告の評価と個別の法的判断は別物
本記事は一般的な情報提供であり、個別事案への法的助言ではありません。賠償額や過失割合、手続きは個別事情により異なるため、最終的な判断は必ず弁護士等の専門家への相談で行ってください。なお、慰謝料相場などの具体的な数値や保険制度の詳細は本記事では検証できていません。広告ポリシーの解釈も変更される可能性があるため、最新の公式情報(support.google.com/adsense/answer/10502938)を確認することをおすすめします。