なぜ「合格保証」に注意が必要か
入学の合否を最終的に決めるのは学校側であり、エージェントがその結果を保証できる範囲は限られます。「合格保証」は、具体的な結果を約束しながら、その結果を広告主が管理できない典型例です。Googleの広告ポリシーでは、実現不可能な約束を重大違反例(Egregious example)として扱い、「入学の約束(Promising admission)」や「無料・現金のオファー(Free or cash offers)」が列挙されています。重大違反は1件で1ストライク、通常違反は5件で1ストライクです。
「無料」「正規代理店」の見極め方
| 表現タイプ | 約束の具体性 | 広告主の管理範囲 | ポリシー上の扱い |
| 合格保証型 | 具体的な結果(入学)を約束 | 合否は学校側が決定するため管理外 | 重大違反例 |
| 無料・現金型 | 金銭的な具体的約束 | 提供条件が不明確な場合が多い | 重大違反例 |
| 身分の虚偽表示 | 自らの属性・立場を偽る | 実態と表示が不一致 | 重大違反例 |
「正規代理店」「認定エージェント」と自称する場合も、実態を伴わない身分表示には「身分の虚偽表示(Misrepresentation of identity)」と同様の注意が必要です。採用機関でないのに「本日採用中」と名乗る例と同じく、自分では管理できない約束ほど疑ってください。また、偽造パスポートや卒業証明書の作成・販売を伴う「合格保証」は、不誠実な行為の助長として広告掲載が認められません。3つはいずれも、具体的で管理できない約束という点で共通します。なお、ここでの分類はGoogleポリシー上のものであり、法律上の違法性を断定するものではありません。
契約前に確認する3つのポイント
- 約束内容を書面で確認する。口頭の説明だけでは、いざというときに記録が残りません。
- 学校との提携関係を明示してもらう。「正規代理店」なら、学校側へ確認できるか尋ねましょう。
- 費用内訳の開示を求める。「無料相談」後でも、高額プランや別途費用を提示される流れには注意しましょう。
まとめ
本記事は特定の留学エージェントを推奨・非難するものではありません。「合格保証」「完全無料」のような強い表現ほど、契約前に業者へ直接確認してください。書面で確認できない約束には慎重になり、不安が残る場合は最寄りの消費者相談窓口を利用できます。契約は急がず、複数のサービスを比較したうえで判断しましょう。